福岡女学院短歌コンクールは今年10周年を迎えました

福岡女学院は、約140年前にアメリカの女性宣教師ジェニー・ギールによって設立されました。 創立以来、礼拝を守り、聖書を読み、説教者の言葉に耳を傾け、言葉をもって祈りを捧げてまいりました。 言葉は日々の生活の根幹をなし、人格形成に大きく関わるものです。 福岡女学院では、言葉を大切にして、心と心を繋ぐ「短歌」を通じて、社会に豊かな文化を発信していきたいという思いから、2014年度より短歌コンクールを開催し、今年で10回目を迎えることができました。 これまでに作品をご応募くださった皆さま、福岡女学院短歌コンクールを支えてくださったすべての皆さまに、心から感謝を申し上げます。 福岡女学院はこれからも、短歌コンクールを通して、人の心と心をつなぐ豊かな言語生活を社会にもたらし、困難な時代を生きていく力につなげていきたいと考えております。

これまでの応募総数


応募総数計

第1回(2014年)~第10回(2023年)まで

106,133首

ご応募くださった皆さまに感謝いたします



歌人 桜川 冴子先生からのコメント


福岡女学院大学 准教授

桜川 冴子

唇に歌を ~ ことばの紙飛行機を飛ばそう 福岡女学院は1985年にアメリカ人の宣教師、ジェニー・ギール女史によって創立されたキリスト教主義の学校です。聖書のヨハネによる福音書には「初めにことばがあった。ことばは神と共にあった。ことばは神であった。このことばは初めに神と共にあった。すべてのものは、これによってできた」とあります。言葉は日々の生活の根幹をなし、人格形成に大きく関わるものであり、現代を生き抜くためには、しなやかな感受性と言葉を豊かに用いることが大切であると考えています。 そのような思いから福岡女学院短歌コンクールを実施し、昨年は応募数16,109首、参加学校数277校と過去最高になるまでに大きく成長しました。テーマは一貫して「今をうたう」であり、今年は10周年の記念の年となります。選考委員の伊藤一彦先生、俵万智先生、松本健先生をはじめ、このコンクールをご支持をいただいている多くの学校や、後援団体、そして多くの皆様方に深い感謝の意を表します。短歌は57577という短い形式に、思いを詠むことができます。SNSとの相性もよく、若い作者も多く、「短歌ブーム」と言われるほど盛んになりました。10代には10代の熱い思いがあり、40代には40代の、70代には70代の思いがあります。2014年の「今」とコロナ禍を経た2023年の「今」は文学作品において変化は見られるでしょうか。現代の様々な世代の人の心を映し出す作品集を編み、残していきたいと思います。さあ、誰かに今を生きている思いを届けるように、ことばの紙飛行機を飛ばしてまいりましょう。

実行委員長・選考委員 桜川 冴子

歌人 伊藤 一彦先生からのコメント

 

歌人 伊藤 一彦

※伊藤先生には第1回から選考委員を務めていただいています

第10回福岡女学院短歌コンクールに寄せて 創立130周年記念に始められた「福岡女学院短歌コンクール」は、九州各県はもちろん全国から、小学生、中学生、高校生、一般の部ともに優れた作品が寄せられました。選者が選んだ作品の見事さ、そして大会の時の各作品に対する丁寧で確かな批評の言葉が、このコンクールの伝統を作ってきたと思います。「今をうたう」という毎年のシンプルなテーマもよかったと思います。今や全国屈指の短歌コンクールの一つになりました。 10周年を迎えた今年、どんな魅力的な作品が寄せられるか、選者のひとりとして大いに楽しみにしています。

選考委員 伊藤 一彦

これまでの優秀作品



数字で見る福岡女学院短歌コンクール

第10回(2023年度)は過去最高の20,819首のご応募がありました。10回までの応募総数は106,133首。ご応募くださった皆さま、誠にありがとうございます。



福岡女学院短歌コンクールのあゆみ

2014年

第1回福岡女学院短歌コンクール

※全部門「九州在住者」が対象

[選考委員]

歌人 伊藤一彦

歌人・福岡女学院中学校高等学校教諭 桜川冴子

[応募数]2,551首

2015年

創立130周年記念

第2回福岡女学院短歌コンクール

[選考委員]

歌人 伊藤一彦

福岡女学院大学教授 岩井眞實

歌人・福岡女学院中学校高等学校教諭 桜川冴子

[応募数]4,195首

2016年 第3回福岡女学院短歌コンクール

[選考委員]

歌人 伊藤一彦

歌人・福岡女学院中学校高等学校教諭 桜川冴子

福岡女学院大学教授 吉田修作

西日本新聞社編集局文化部長 北里晋

[応募数]7,418首

2017年 第4回福岡女学院短歌コンクール

※一般の部のみ「全国」から応募可能に

[選考委員]

歌人 伊藤一彦

歌人・福岡女学院大学准教授 桜川冴子

歌人 染野太朗

福岡女学院大学教授 吉田修作

西日本新聞社編集局文化部長 北里晋

[応募数]5,406首

2018年 第5回福岡女学院短歌コンクール

※全部門「全国」から応募可能に

[選考委員]

歌人 伊藤一彦

歌人 俵万智

歌人・福岡女学院大学准教授 桜川冴子

歌人 染野太朗

[応募数]10,405首

2019年 第6回福岡女学院短歌コンクール

※全部門「海外」からも応募可能に

[選考委員]

歌人 伊藤一彦

歌人 俵万智

歌人・福岡女学院大学准教授 桜川冴子

福岡女学院大学准教授 松本健

[応募数]9,537首

2020年 第7回福岡女学院短歌コンクール

※新型コロナウイルスの影響により短歌大会は中止

[選考委員]

歌人 伊藤一彦

歌人 俵万智

歌人・福岡女学院大学准教授 桜川冴子

福岡女学院大学准教授 松本健

[応募数]13,512首

2021年 第8回福岡女学院短歌コンクール

※新型コロナウイルスの影響により短歌大会は中止

[選考委員]

歌人 伊藤一彦

歌人 俵万智

歌人・福岡女学院大学准教授 桜川冴子

福岡女学院大学准教授 松本健

[応募数]16,109首

2022年 第9回福岡女学院短歌コンクール

※短歌ポストが完成しました!

[選考委員]

歌人 伊藤一彦

歌人 俵万智

歌人・福岡女学院大学准教授 桜川冴子

福岡女学院大学准教授 松本健

[応募数]16,183首

2023年 第10回福岡女学院短歌コンクール

[選考委員]

歌人 伊藤一彦

歌人 俵万智

歌人・福岡女学院大学准教授 桜川冴子

福岡女学院大学准教授 松本健

[応募数]20,819首

福岡女学院短歌コンクール 過去の作品集

第9回 (2022年度) 作品集を見る
第8回 (2021年度) 作品集を見る
第7回 (2020年度) 作品集を見る
第6回 (2019年度) 作品集を見る
第5回 (2018年度) 作品集を見る
第4回 (2017年度) 作品集を見る
第3回 (2016年度) 作品集を見る
第2回 (2015年度) 作品集を見る
第1回 (2014年度) 作品集を見る

福岡女学院短歌コンクール募金のご案内

福岡女学院は、約140年前に、アメリカの女性宣教師ジェニー・ギールによって設立されました。創立以来、礼拝を守り、聖書を読み、説教者の言葉に耳を傾け、言葉をもって祈りを捧げてまいりました。言葉は日々の生活の根幹をなし、人格形成に大きく関わるものです。
福岡女学院では、言葉を大切にして、心と心を繋ぐ「短歌」を通じて、社会に豊かな文化を発信していきたいという思いから、2014年度より、短歌コンクールを開催しています。今年で10回目を数え、今では全国有数の規模のコンクールに成長しています。
これからも、短歌コンクールを通して、人の心と心をつなぐ豊かな言語生活を社会にもたらし、困難な時代を生きていく力につなげていきたいと考えております。短歌コンクール運営のために、ご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

※ご寄付いただいた方には、「福岡女学院短歌コンクール百人一首」をお贈りいたします。

目的

  • 福岡女学院短歌コンクール運営の支援

募金額

任意の金額でありがたくお受けします

応募・お問い合わせ先

学校法人福岡女学院 広報・校友課内 福岡女学院短歌コンク-ル運営委員会

〒811-1313 福岡市南区曰佐3丁目42-1

TEL 092-575-2949 FAX 092-575-2480

E-mail gakuin-pr@fukujo.ac.jp