理事長あいさつ

学校法人福岡女学院理事長 廣田 りょう

 

福岡女学院は1885年(明治18年)福岡美以美みいみ教会(現在の福岡中部教会)にてキリスト教による英和女学校として開校いたしました。皆様のおかげにより現在ではキリスト教精神を基盤として幼稚園、中学校、高等学校、大学、看護大学、大学院までの、総合的な女子教育機関として、創立140周年を迎える2025年に向けて発展を続けております。
本学院の近況といたしましては、2024年2月に待望の高等学校新校舎が完成し、2025年7月には中学校新校舎が完成予定です。新たな教育に対応した機能的で美しい校舎において、生徒たちの学びが継続してまいります。また大学における2024年3月卒業生の就職状況は、九州の私立女子大学の中でも就職率ランキングで高い評価を得ており、航空業界をはじめとした様々な業界、公務員、教職など多方面に人材を輩出いたしております。さらに看護大学においては開学15周年を迎えた2023年度の多くの卒業生が大学病院や総合病院などに、看護師として早期に内定のうえ就職しております。なお同年度には大学院を開設いたしました。そして幼稚園においては、看護大学による命の尊さを体験する「いのちの授業」が行われ、また卒園式において高校音楽科の演奏を取り入れるなど、本学院ならではの学校連携を強化しております。
幅広い関係者の意見の反映や逸脱した業務執行の防止を趣旨とした改正私学法が2025年4月に施行されることから、さらに風通しの良い法人運営などの対応準備も進めております。歴史と伝統を踏まえたうえで、140周年さらに150周年を見すえて、常に新しい福岡女学院をご覧いただけるよう、役員・教職員一同努めてまいりますので、皆様の変わらぬお力添えを賜りますようお願い申し上げます。

2024年4月
学校法人 福岡女学院
理事長 廣田 りょう

院長あいさつ

学校法人福岡女学院院長 守山 惠子

「新しい生き方を見つけるために」

福岡女学院は1885年の創設以来、歩みを続け、2025年に140周年を迎えます。
創立者のジェニー・ギール宣教師が、神様からの召命に応え、母国アメリカを離れて来日したのは1879年、33歳の時です。本学院は、この若い女性をリーダーにスタートしました。「日本の少女達が新しい生き方を見つける学校を」との創立者の祈りは、今も古びることなく、本学院の目指すところです。今は「日本の」を越えて、他の国々からの学生にも「新しい生き方」を見つけてほしいと願っています。
キリスト教に基をおく学院は、「わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。人がわたしにつながっており、わたしもその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。わたしを離れては、あなたがたは何もできないからである。」(ヨハネによる福音書15章5節)を学院聖句として掲げています。集う園児、生徒、学生が、お互いに学びあいつつ、それぞれに与えられているタラント(賜物)を磨き、将来実を結ぶことができるよう、一人一人を支えています。

福岡女学院の働きのために、地域の方々はじめ多くの方々からお力添えをいただいていることに感謝いたします。今後ともお力をお貸しいただきたく、よろしくお願いいたします。
福岡女学院はこれからも歴史に学び、未来を見据え、祈りつつ、大切なことを見失わずに教育の業に励むことを通して、社会に貢献いたします。

2024年4月
学校法人 福岡女学院
院長 守山 惠子