2021.08.26

【高校1年生】数学の授業

夏休みの課外の時間を使って、”囚人ゲーム”をしました。
“囚人ゲーム”とは、共犯で捕まった二人の囚人が”自白”か”黙秘”を選択し、その組み合わせで刑期が決まるというゲームです。

二人が自分の利益を優先するか、相手との信頼関係を守るのか、その駆け引きを楽しんでいました。
利益を優先させる場合には、シミュレーションや帰納的な考察により、“自白”を選択するとよいですが、それは相手にとっても言えるため、”ナッシュ均衡”となります。
一方でナッシュ均衡とはならない無期限繰り返しゲームではランダム戦法を取った生徒が最も短い刑期を獲得していました。

帰納的な考察やゲーム理論に少し触れてみましたが、数学の有用性に少しでも気いたのなら、また、各々が利益を優先するとどうなるかという、環境や経済の問題にも意識が向いたのなら嬉しいです。