2024年11月21日(木)に収穫感謝礼拝を行いました。
収穫感謝礼拝は、アメリカやカナダの協会で伝統的に行われているものです。
その昔、イギリスからアメリカに移り住んだ人たちは、近くに住んでいた先住民からトウモロコシなどの栽培方法を教えてもらい、最初の年を生き延びました。お礼に先住民を招待して、神の恵みに感謝するお食事を共にいただいたことが収穫感謝礼拝の始まりであるとされています。
現代では、収穫の恵みに感謝して収穫されたものを献品し、困難な中にある人、食べ物に困っている人にお届けする礼拝になっています。
本校では、全生徒のご家庭に、お米、たまねぎ、にんじん、じゃがいものなどの献品をお願いし、献げられた品は「NPO法人 ホームレス支援 福岡おにぎりの会」にお届けしています。
さらに、今年は、食べ物の他に毛糸とナプキンも集めました。
毛糸は、手芸愛好会の生徒達の「寒さに震えているホームレスの方々のために何か作りたい」という思いを受け献品をお願いしました。その結果、たくさんの毛糸が集まり、早速、手芸愛好会がネックウォーマーを編んでいます。
またナプキンは、全体に比べると小さな声の困りごとですが、その声に気持ちを寄せて献品を呼びかけたところ、たくさんのナプキンを集めることができました。
「ホームレスの方々が寒い思いをしている」という気持ちが生徒達の中に芽生え、その芽生えた気持ちはとても温かく、人を笑顔にする力があります。
また、それは自分自身も温かくなるものです。
そうやって、思いやりの輪が広がっていくことを願っています。
毎年、皆さまのお気持ちをお届けすることができ、とても嬉しく思います。
ありがとうございました。