2024年7月10日(水)に人権学習を行いました。
高校1年生では、コミュニケーショントレーニングを行いました。
講師には、コミュニケーションインストラクターでいらっしゃる、園元恭子先生をお招きしました。
はじめに、コミュニケーションの中でも特に「聞く」ことに焦点をあて、ペアワークを行いました。「相手に話を聞いてもらえない」「相手の話を無視して自分の話をする」という体験をし、どのような感情になるか味わいました。そのうえで、人は自分の気持ちを聞いてもらいたくて話をしていることを改めて認識し、人の話を聞くときは相手の言葉を繰り返したり、うなずいたりしながら、その気持ちを理解しようとすることが大切なのだと学びました。
次に、自分の感情も大切にし、それを相手の立場も尊重したうえで上手に伝える方法についても考えました。相手の言動が自分の不利益になるような場合でも、相手を責めるような伝え方をすると関係が悪くなってしまいます。そうではなく、相手の行動によって自分がどのような状況に陥ったか、そのときの感情はどうだったかを伝える、「私メッセージ(「私」を主語にしたメッセージ)」を学び、実践しました。
園元先生は、時折冗談も交えながらお話してくださり、和やかな雰囲気でコミュニケーションの取り方について学ぶことができました。また、随所に楽しくも、考えさせられるワークショップが取り入れられており、参加した生徒たちは、自身の日頃の聞く姿勢や話す姿勢について見つめることができたようです。
高校生活にも慣れてきて、クラスや学年の仲もかなり打ち解けてきました。そのような今だからこそ、互いに思いやりを忘れずに過ごしていきたいものです。今回学んだことを活かして、様々な人と出会い、良い関係性を築いていってほしいと願います。