【後期】特別講座:教養・万葉の歌と心 第3講・第4講
【第三講:9/30】 都市平城のさざめき歌―舶来の高級ブランドをうたう―
『万葉集』には、いつ、どこで、だれがうたったのかわからないといった歌が数多く収載されています。巻10・巻11・巻12などを中心にまとめられていて、作者未詳歌といわれるのですが、じつはその全体は『万葉集』歌のほぼ半数ほども占めていることから、『万葉集』の〈基層〉であり〈原点〉とみる論者もいるほどです。ここでは、広く知られる著名な万葉歌人たちの作品からしばらくはなれて、天平期のさざめき歌とでもいうべき作品に注目して『万葉集』を読んでみましょう。平城の帝都は流行のブランド品があふれていた?バーゲンセールもあった?ニセモノをつかまされて舌打ちした万葉人もいた?わたしたちもバザールの喧騒に足を運んでみましょう。【第四講:11/25】 未来を言祝ぐ―大伴家持の歌から――
「言祝ぐ」は「ことほぐ」とよみ、一文字で表現すると「壽」とも。ことばを述べて祝福することを意味します。言葉に宿る力(ことだま)を発動させてさまざまな幸いを招き入れるということですが、ことばのなかでも、韻律をおびた言葉はことにその呪性にすぐれているといわれています。それなら詩歌集である『万葉集』は豊かな「言祝ぎ」の歌集だというべきでしょう。ここで中心にあつかうのは、『万葉集』に収められた最終歌です。歌人大伴家持が、因幡国庁や郡役所の官人たちを前にうたった「新しき年の初めの初春の今日降る雪のいやしけ吉事(巻20・4516)」は、いったいどのような心を込めた作品なのでしょうか。丁寧に読んでみましょう。
講座の詳細

| 講師 | 東 茂美/福岡女学院大学 名誉教授・文学博士 |
|---|---|
| 講座形式 | 対面 |
| 開講日 | 第3講:9/30 第4講:11/25 ※【第3講】【第4講】の1日だけの受講もお選びいただけます。1日だけ受講される場合は講座申込フォームの備考欄に希望の日程をご記入ください。 |
| 開講曜日 | 水曜 |
| 開講時間 | 13:30~15:00 |
| 受講料 | 各2,000円 【第3講+第4講】4,000円 ※1回のお支払いにつき事務手数料500円かかります(複数講座お申込可)。 |
| 教材費 | 各200円 【第1講+第2講】400円 |
| 備考 | ※【第3講】【第4講】の1日だけの受講もお選びいただけます。1日だけ受講される場合は講座申込フォームの備考欄に希望の日程をご記入ください。 |












