ヒントはキリスト教教育、女子教育にある福岡女学院 理事長福岡女学院大学福岡女学院大学 短期大学部学長座談会内閣府は、日本が提唱する未来社会のコンセプト「Society5.0」(※)を掲げています。このような新たな時代において社会で活躍できる人材を育てるために、教育は、また学校は、どうあるべきでしょうか。福岡女学院では、今年度のテーマを「Society5.0を見据えた宗教教育・女子教育」としています。今回、同窓会の飛田惠子会長をゲストにお迎えして座談会を実施。十時忠秀理事長、寺園喜基院長、阿久戸光晴学長と共に、このテーマについてお考えをうかがいました。※人工知能(AI)などの先進技術を活用することで新たな価値を創出し、地域、年齢や言語などによる格差のない多様なニーズに対応したモノやサービスを提供 することのできる新たな社会のこと。―今年度のテーマに込めた思いを、十時理事長からお話しください。―これからの学びを探るときの目標ということですね。 そうです。いまという時代は、十時10年後、20年後が予測できない時代です。AIが活躍する世の中になったとき、生きる力とは何か。その力を身につけるにはどんな学びが必要か、ということを考えるべきです。私はその答えのヒントが、女学院がこれまで行ってきたキ―十時理事長は医師でもあります。医療の現場でもAIは活用されていると聞きますが。 医療分野にもAIはどんどん十時入って来ています。病理診断、遺伝子診断などはデータ保存能力や処理能力にAIにできること、人間にしかできないこと福岡女学院 院長ゲスト福岡女学院同窓会会長 まず、Society5.0という新しい十時時代に、福岡女学院はどのような教育をすべきかを皆で考えたかったんですね。女学院の建学の精神はキリスト教にありますが、ある方が「宗教はなかなかロボットではできまい」とおっしゃったことにヒントを得て、年間目標に掲げました。リスト教教育、女子教育にあると感じたのです。School Corporation Fukuoka Jo Gakuin02十時忠秀阿久戸光晴寺園喜基飛田惠子福岡女学院の学びの姿とはSociety5.0時代、
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