2014年に始まった「福岡女学院短歌コンクール」も今年で6回目を迎えました。57577の短い詩型にのせて想いを詠う短歌は、広い世代の方に親しまれています。福岡女学院では「今をうたう」という一貫したテーマで作品を募集しており、年齢も題材も幅広いことが、このコンクールの特徴です。九州在住の方を対象としてスタートしたコンクールですが、2018年度(第5回)より全部門において対象を全国に広げ、全ての都道府県から10,405首の短歌が集まりました。今年度は海外在住の方の作品も受付を開始し、福岡女学院から世界へと、短歌の輪は広がっています。 福岡女学院名誉院長德永徹先生が、昨年9月3日、急性呼吸不全のため、90歳の生涯を全うされ、天に召されました。 德永先生は、国立予防衛生研究所を定年で退かれた後、1994年に福岡女学院の第17代院長に就任。その後14年間にわたり、学院の発展のために尽力されました。 1999年に短大を改組して大学に人間関係学部を開設。2001年には小郡市にあった人文学部を改組し、曰佐に現代文化学科、表現学科を開設。2002年には、小郡キャンパスを閉鎖して曰佐への統合を成し遂げられました。この間、幼稚園長、生涯学習センター長、大学長も兼務されました。2002年10月に天神サテライトを、2003年には大学院を開設され、その年に学院として初めての常勤理事長に就任されました。2008年には、古賀市に福岡女学院看護大学を開学し、初代学長となられました。2012年には、看護師国家試験100%を目指し、1期生と共に国試対策の合宿をされ、その結果全員合格となったことを、学生と共に喜ばれました。2012年3月退任後は、『凜として花一輪』『少年たちの戦争』など、6年間で5冊の本を出版されました。 福岡女学院音楽教室「ミュージックアカデミー」につきましては、皆様のご支援をいただきながら、地域の方々が音楽の楽しさや豊かさに触れていただく機会となることを願って2018年5月から開講してまいりましたが、残念ながら生徒数が当初想定した定員に達せず、目標を大幅に下回ったため、教室は2019年度第6回 福岡女学院短歌大会(表彰式)※今年も10月末に入賞者発表後、下記日時で短歌大会を行います。入場無料で、 どなたでもご参加いただけますので、ぜひ足をお運びください。[日時]2019年12月14日(土) 受付開始 13:00〜 短歌大会 13:30〜16:45[会場]福岡女学院ギール記念講堂 [主なプログラム]選評・座談会、表彰式 学院葬は、11月23日、福岡女学院ギール記念講堂で、金田俊郎チャプレンの招詞に始まり、讃美歌、祈祷、聖書朗読、寺園喜基院長による説教と続き、十時忠秀理事長を始めとして次々に故人の思い出が語られました。参列者は、在りし日の德永先生のお姿に思いを馳せ、先生との別れを惜しみました。 私共は、德永先生の学院に対する深い愛情と尊い教えを末永く心に刻み、今後の歩みの上に生かしてまいります。をもって閉講することとしました。これまで御愛顧賜りましたことに心より感謝申し上げます。 2019年7月 福岡女学院 院長 寺園 喜基過去の入賞作品やコンクールの詳細につきましては、福岡女学院短歌コンクールのホームページをご覧ください。 福岡女学院短歌コンクールHP▶ 学院葬の様子(11月23日)第5回福岡女学院短歌大会(2018年12月開催)在りし日の德永徹名誉院長21School Corporation Fukuoka Jo Gakuin德永徹名誉院長の学院葬を執り行いました福岡女学院短歌コンクール福岡女学院音楽教室「ミュージックアカデミー」の閉講について(お知らせ) 学院ニュース
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