mission2015
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教職支援センターは、学生と教員(学校関係者)への支援を目的として、2012年4月に設置されました。2014年4月には、125周年記念館の1階に専用のオフィスもできました。学生への支援としましては、教育実習の際の学習指導案の作成指導、教材・教具の研究開発、授業研究に関すること、進路相談、教員採用試験対策等があります。また、学校教育現場の先生方への教員免許更新講習の企画・実施、教育法規、危機管理テキストの作成等、学生や教員の方々への多様なニーズに対応しております。具体的な活動内容としては、教育実習事前指導合宿、夏期・春期勉強会、算数教室の開催、学生サポーターの小中学校への派遣、講演会等、実施してまいりました。教員免許更新講習会の開催も今年度で6年目になります。本学の教職課程は、同時に、地域(春日市)との連携も大切にしてまいりました。具体的には、本学の教員が学校運営協議会委員や学校サポーター、学校関係者評価委員として小学校や中学校に入っています。さらに学校に出向いて、合唱コンクールの審査員をしたり、「総合的な学習の時間」の講師をしたりしています。また、本学の学生たちは学校ボランティア活動(学習支援等)を通して、学校教育現場での学びを深めております。おかげさまで、2013年10月8日には、春日市教育委員会と福岡女学院大学は教育実践研究に関する協定締結をいたしました。これは、こうしたこれまでの取り組みの成果だと考えております。本年6月21日には、東京大学(本郷地区)で開催された日本教育経営学会において、コミュニティースクール春日小学校・春日東中学校と本学との共同研究について発表しました。これからも教職支援センターは、地域と共に生きる大学を目指してさらなる連携協力を目指したいと考えています。今後ともご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。キャリアとは、自分にとっての資産や財産、自分らしい生き方をするための積み重ねです。自分の人生を考える時に必要な、これまでの経験と仕事や生活をする上での個々の能力とも言えます。ですので、自分のキャリアを考える時に、これまでの経験の棚卸し=自分探しをすることが大切です。今、「キャリア教育」「キャリアデザイン」といった言葉が注目されています。これは学生のみなさんが今、そして将来に渡って、自分の資質を向上させて、社会的にも職業的にも自立するために必要なものと言われています。経済産業省が、職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力として、「前に踏み出す力」、「考え抜く力」、「チームで働く力」という3つの能力で構成される社会人基礎力を提唱しています。2015年4月に開設されました。学生のみなさんには、入学後に低学年のうちから、卒業するまで、できるだけいろいろな人と出会い、チームとして人と協働しながら、自分らしさについて考えてもらいたいと願っています。そして経験とともに教養も身につけ、社会で必要な力を身につけてもらうことで、いずれやってくる就職活動へとつなげてもらいたいのです。未来に投資する行動はキャリアを描いていく一歩となり、進路選択の幅を広げます。夢がある人にはそれが叶うように、いまはなくても頑張る人には夢が与えられるように、「場」作りをキャリア開発教育センターは行っていきます。教職支援センターキャリア開発教育センター大学の進路サポート魅力ある教職支援センターに向けてキャリアとは?キャリア教育とは?キャリア開発教育センターとは?2014年10月22日 春日市内小学校での「道徳の時間」の授業1年生がディベートを行っています。テーマは自分たちで選択した「死刑制度」です。難しいテーマなので最初は大丈夫かなと思っていたら、法学部の授業を思わせる真剣な議論が交わされました。このように初年度教育として、考えさせる、そしてチームワークを体験させることで様々な気付きを得ることができます。これがキャリア教育です。          9Mission No.112福  岡女 学 院大  学

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