資料室ジャーナル
6/14

学30周年をむかえることもあり、2019年度は大学開学時の大学生活をテーマに、大学の第1期生5名による座談会や短期大学および大学開学時のエピソードに関するオーラルヒストリーも行った。 (3)自校史教育支援 自校史教育支援の一環として、生徒・学生への展示室の案内、自校史教育用の映像資料の作成および支援を行っている。 展示室の案内については、カリキュラムに組み込まれているという訳ではなく、中・高の授業、大学の授業やゼミなどで個別に依頼を受けるかたちでご利用頂いている。また、オープンキャンパスでは、毎年、福岡女学院看護大学の全1年生を対象に展示室を案内しており、1885年に福岡女学院が創立してから看護大学が誕生するまでの歴史について学ぶ場となっている。 次に、自校史教育用の映像資料の作成支援として、2018年度は『徳永ヨシとその時代』を作座談会での1コマ 成するための資料提供とその編集等の支援を行った。故・徳永徹名誉院長が原案とシナリオを手掛けたこの『徳永ヨシとその時代』は、福岡女学院の創立から現在までの歴史を第11代校長であった徳永ヨシに焦点をあて、わかりやすく解説した自校史教育用の映像資料である。第11代校長の徳永ヨシは、戦時下の福岡女学院のキリスト教主義教育を守り、本学院の総合学園化の礎を築いた人物である。生徒・学生たちの自校史への理解と興味を深めてもらうため、展示室に徳永ヨシ関連資料コーナーも新たに設置し、映像資料と合わせて利用できるようになっている。 2019年度には、福岡女学院活性化助成金の一部を使用して映像資料『開学のころ―福岡女学院短期大学・福岡女学院大学―』を作成した。これら自校史教育用に作成した映像資料については、展示室で上映するほか、授業等で活用できるようにDVDの貸し出しも行っている。 (4)特別展示の開催 福岡女学院の創立から現在までの歴史をまと座談会「福岡女学院史を語る会」の様子 大学の第1期卒業生の皆さんと 5 『開学のころ―福岡女学院短期大学・ 福岡女学院大学―』の映像の一部 福岡女学院資料室ジャーナル 創刊号 (2020年)

元のページ  ../index.html#6

このブックを見る