資料室ジャーナル
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1.1965~2014年(学院本部・百周年記念館) 1965年7月、学院本部建物の完成時に同建物2階の院長、学長室に隣接して年史編纂のために収集された資料を保管する場所が設置された(現在の125周年記念館学生課付近)。設置当初は職員の配置には至らなかったが、1969年8月に職員1名が、1975年からは専任職員が配属された(山口重子氏:1975~1991、遠藤寿一氏:1976~1993、千葉洋子氏:1994~1996)。 1989年には、百周年記念館2階に移設され、元総務課長で中・高事務長を務めた酒井淳吉氏(1995~1999)、元中・高事務長の藤本博隆氏(1999~2004)がそれぞれ臨時職員として配属され、資料収集に尽力された。2004年からは企画調整室長であった井上忠昭氏が兼務、2006年当時総務課の職員であった槇記代美氏、2007年から元大学事務部長の松田裕之氏に引き継がれ、これらの方々の尽力により現在の福岡女学院資料室(以下、学院資料室)の基礎が築かれた。 2.2014年~現在(125周年記念館) 2014年4月、125周年記念館の竣工に伴い、同館6階に資料展示室を兼ね備えた学院資料室が設置された。元総務課職員の角静香氏(2013~2016)、元生涯学習センター課長の神代幸枝氏(2015~2019)が非常勤職員として資料の収集・整理・展示品の選定に尽力された。 3.規程の制定と専任教員の採用 「福岡女学院の歴史及び伝統を後世に継承す るために学院史に関する資料の収集、保存、調査、研究等を行い本学院の発展に寄与すること」を目的として、2014年6月に「福岡女学院資料室規程」が制定された。学院資料室の運営は委員会方式とし、理事長を委員長とした。 2016年11月には、常任理事会において委員長を理事長から院長に変更するとともに、学院資料室の目的を達成するために専門的知識を有する専任教員を配置する規程改正が承認された。 4.アーカイブ機能と自校史教育 学院の設立理念の根幹となるキリスト教教育の証としての資料を収集保存し、それら資料を事務局次長 西山 尚宏 2 福岡女学院資料室ジャーナル 創刊号 (2020年) 百周年記念館にあった頃 現在の資料展示室 福岡女学院資料室設置の経緯と現在の活動

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